元、マッキンゼー・パートナーの若き才女、女性社長。

 

華やかな彼女の報道の裏にあった現実は、金集めだった。

 

 

 

彼女は私には語った事はないが、想像するに最初の5,6年は、彼女は

 

金策を続けていた。

 

 

のちに彼女はインタビューで、「コンサルタントをやったお陰で、ビジネスができるという

 

大きな勘違いをしていた。」と語っていた。

 

もちろん、成功したから言えた言葉であろうが、彼女が言うと重要性が増す。

 

誰もが Y! オークションとビッターズを比較して言った。

 

「ヤフオクには勝てないよ。」

 

私がエキサイトとして、Y! と戦っていた時期に彼女も戦っていた。

 

勝てる可能性は極端に低いのかもしれない。

 

でも、ゼロではない。

 

コンサルあがりの彼女が、DENAのコンサルタントだったら、どういうアドバイスを

 

したであろうか?

 

では、なぜ彼女は大逆転を果たしてこれほどの成功を収めたのか?

 

答えはシンプルだ。

 

諦めずに、やり続けたからだ。

 

もしギブアップしていたら、何にも「無」の世界だったのだ。

 

 

野球のように、9回まで、サッカーのように90分と決められたわけではない。

 

この「会社」というのは、ギブアップする、止めるまで途中経過なのだ。

 

 

途中経過で、わけのわからん専門家が適当な事を言っているだけだ。

 

コンサルとアナリストがこの業界のヒットを、株価を正しく予想できた事はない。

 

その後、彼女の右腕が、モバゲーという怪物を立ち上げる。

 

そして、会社はご存知の大躍進。

 

でも、もし彼女が諦めていたら、それはなかったのである。

 

会社を長く続けるのは大変なことだ。

 

常に変化をさせて、常に挑戦し続ける。

 

モバゲーだって、5年後にまだそのサービスがあるのか、わからないのである。

 

一寸先は闇。しかしながら一寸先は天国もある。

 

 

連戦連勝はだれにでもできない。

 

ジョブスだって、クビになった男ですからね。

 

でも、一回負けたって、会社を潰さずに立っていれば、戦っていれば、それは

 

途中経過なのである。

 

私はエキサイトを辞める時に、40億円のキャッシュを残していった。

 

債務超過で、親も潰れた会社だった。伊藤忠も見放した会社だった。

 

でも、金があるから戦い続けられる。まだ途中経過でいられる。

 

この後、モバゲーのような怪物がエキサイトからでる可能性はあるんだからね。

 

やり続ければ。金がつきなければ。勝負をすれば。

 

 

彼女は、コンサル上がりの才女だから成功したのではない。

 

止めずに、戦い続けたから成功したのだ。

 

髪を振り乱し、ヒールの底を折りながら、頭を下げて金を集めたからだ。

 

彼女は最後まで、社長車に乗らなかった。

 

それは、「お金」を知っているからだろう。

 

その辛さと、その怖さを。

 

DeNAの社員は決して、その事を忘れてはならない。

 

素晴らしいファイトだった。

 

凄い執念だった。

 

ご苦労さん。

 

素晴らしい。

 

山村幸広

 

追伸:

私はグラムメディアに入る時に本社CEOのサミール・アローラに言った言葉がある。

 

   サミールはその言葉で、私に決めたそうだ。(私は覚えてなかったが。。)

 

   「まだ、Y!との戦いは終わっていない。」

 

私は南場さんのように頭もよくないし、人柄もいいわけではない。子供の頃から

 

特技もとくになく、賞状も一枚ももらった事もない。

 

アベレージな人間だった。途中でものを放り投げて諦める人間だった。

 

でも少しだけ、少しずつだが成長している。

 

一日、一グラム。

 

でも、私も諦めない限り、きっとチャンスはある。

 

幸い私には非常に勤勉で優秀な社員と言う財産がある。

 

彼らがいるから、やれる。

 

そして、彼らの為に絶対にやりたい。

 

だからやれる。

 

皆さんも、きっと必ず、チャンスがあるよ。

 

みんなもやれる。