パン「カイザー」 10月20日

パンについて考えて、一番先に思いつくのは何といっても、小学校の給食である。京都の公立小学校に通っていた時、毎日食べたのがいわゆる食パンである。最近の給食はご飯なんぞ出るそうであるが、小生の頃は毎日、パンである。給食といえば最悪の思い出しか浮かんでこない。チーズ、牛乳、バターが嫌いな人間としては当然であろう。牛乳は毎日である。バターはたまに、ジャムやピーナッツバターとしてでてくるのでこの時はまだ良い。チーズはなぜか週に数回、ついてくる。今から考えても不遇な時代であった。嬉しい日といえば、おかずがカレーシチューか焼きそばの日である。パンをカレーにつけて食べるか、もしくは焼きそばを挟んで食べる。これだと美味しく食べられる。牛乳は全く飲めないので、水を飲むしかなかった。最近、参考にしている自然派の方で、特に小生が自分の健康書として他にないと思っている、アンドリュー・ワイル博士にしても、「牛乳は、牛の為のものであって人間の為の飲み物ではない。牛乳を人間は取る必要がない。」と言っている。これには異論のある方もたくさんいらっしゃるであろうが、選択するのは個人の自由である。好きな方は飲めばよい。
よってパンには基本的にあまり良いイメージがなかったが段々変ってきた。しかし朝食で和洋選べるのであれば、ほとんど高い確率で和食を選んでしまうし、家でもあまりパンにジャムを塗って食べることはない。フレンチへいってもほとんど、パンには手をつけない。よって、たまに食べるゆえに美味しいパンを食べたい。
我が家ではパンを買うときの絶対条件がある。まずは自然酵母。イースト菌のものは買わない。そして全粒粉。この基本を守っておくとたいてい美味しいパンにありつく事ができる。そして小生は大体、バターを塗って食べるような食べ方をしない。なにかを挟んでサンドイッチ風にして食べる。洋食のセットであれば、付け合せの卵やベーコンをパンに挟んで食べる。下品かもしれないがかまわない。どうせなら美味しく食べたいし、バターを塗って食べるんなら食べないほうが良い。スイートなデニッシュならひとつぐらいデザートがわりに食べる。
最近のお気に入りのパン屋は家の近所、白金高輪の「カイザー」。あの洞爺湖ウインザーホテルもカイザー監修のパン屋であるが、滞在中はお世話になった。こちらのパンは全て自然酵母。ハードなパンもデニッシュもとても美味しい。味が深く、歯ざわりが良い。こちらのクロワッワンはとても有名で、ほとんどの方がクロワッサンを買って帰る。濃厚なバターの味が深く、しっとりとしながらもパリっと食べられる、とても不思議なクロワッサンである。小生のお気に入りは「グリルチキンのサンドイッチ」。鶏の臭みがなく、味わいがパンとすばらしくマッチしている。
あーーー、なんだかパンが食べたくなってきた。不思議な事に、年を重ねるごとにパンが好きになってきたようである。というかパンもご飯も美味いものは美味いと言うことであろうが。でもどっちかと聞かれればご飯です。はい。
皆様はどっち?
山村幸広
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