2005年9月の記事一覧

2005年9月30日(金)

広尾ホームワークス 魅惑のチョコレートシェイク 9月30日 

 一番最初に、そのチョコレートシェイクなる飲み物、というかデザートを口にしたのはいつであっただろうか? 多分、最初はマクドナルドであったと思う。そうなるともう25年以上前ということになる。

 その美味しさの衝撃は、最初に食べた洋物のアイスクリームである「レディボーデン」のアイスクリームに匹敵する。今は、はっきり言って、「ハーゲンダッツ」や「ゴディバ」の虜である。

 しかしながら、最近、体重は増えてきているし、体もたるんできている。これ以上たるんでしまうと洋物のスーツの48サイズが合わなくなってしまう。アルマーニもグッチも48サイズを、ウエストも何も直しを入れずに着れている今を何とかキープしなければいけない。よって、こういう甘い物は、極力避けなければならないのである。アイスクリームも、年に何回かしか食べない、食べまいとしている。それ故に、いざ、そういう甘い物を食べる時は、厳選しなければならない。

 だが、土曜日や日曜のランチのふらっと立ち寄るこの店、ホームワークスに行くと、どうしてもこちらのチョコレートシェイクを飲みたくなるのである。濃厚でクリーミーでチョコの味がしっかりしているこのシェイクは、かなり美味しい。値段もなかなかなのであるが、そんなことより、この甘いものを解禁するにふさわしい味だ。子供のように夢中にストローを吸っている自分は、傍から見ると、ちょっと気持ち悪いオヤジの姿なのであろう。いやーーー、しかし旨いっ。

 こちらのお店は、ハンバーガーとサンドウィッチのお店であるが、これも旨い。パン自体が美味しいし、野菜は有機野菜で、自然な物しか使わないポリシーが、広尾、西麻布界隈に住む外国人を中心にウケている。週末のお昼などは、常に満席状態である。

 フレンチフライも旨いし、コールスローサラダも絶対に注文しなければいけないぐらい美味しい。フレンチフライは油がねっとりしていないので、いくらでも食べてしまう。コールスローサラダのキャベツが、しんなりしてなくて、とても新鮮。これも本当に、おいしゅうございます。

 小生は、ハンバーガーのベーコン添えをホールウイートパンで注文して、フレンチフライをサイドオーダー。それからコールスローサラダ。そして、ビール!!!!
 ハンバーガーにたっぷりマスタードとケチャプをつけて、大きな口でばくばく食べる。これがまた、旨い!!!!
 そして、最後に、最後に、お待ちかねのチョコレートシェイクを注文する。そして子供のようにストローにしがみつく。いやーーーーーー旨い。

 しかし、一体これは全部で何カロリーあるのだろうか?? えーーい、食べる時に、そんな事気にしていたら病気になっちまうやい。いいんだ、いいんだ。これでいいんだ。たまにだから。年に数回だから。などと自分に言い聞かせる。「食べる時は美味しく!」。美味しく食べられる気持ちで食べなければ、作る方にも失礼である。と言いつつ、やはり罪悪感にかられて、ちょっと歩いてみたりする。

 帰り道に、有栖川公園を歩き、家へ向かえば、4、50分のウォーキングコースである。有栖川公園の緑がとても美しい。

 ホームワークスでのサンドウィッチのお勧めは基本のBLT。大人数のときはフライドチキンもどうぞ。笑顔が素敵な愛想の良い店員さんと、ボリュームたっぷりの料理で人気のお店である。デリバリーもしてくれる。ホームパーティの際は、ホームパーティサイズに作ってくれるし、カットもしてくれる重宝なお店である。

 とにかく是非、チョコシェイクをどうぞ。チュコシェイクだけ持ち帰ることも可能なので、それだけを買って、ストローをくわえながらの有栖川公園の散歩も楽しい。場所は広尾商店街の奥。皆様も週末にお試しあれ。

山村幸広

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  • 2005年9月27日(火)

    イ・ビョンホン公式ファンサイト、エキサイトにて開設 9月27日

     ついにきた。
     思えばクォン・サンウに引き続いて、チェ・ジウと続けて商品を出してきた。そして大本命の大物、イ・ビョンホンがきたーーーーー。それも、なんと公式ファンサイトをエキサイト内に開設して頂いた!!!!! これは本当にビックニュースです。爆発の予感です。

     イ・ビョンホンのファン層はエキサイト、そしてウーマン・エキサイトのユーザー層とマッチしている。何といっても韓国でも一番人気の男優である。それをエキサイト内でサイトをオープンさせて頂けるという事はやはり今までの実績と当社の評判を信用して頂いたからであろうと思う。

     彼はなんといっても、男っぽくてかっこいいですよね。そして、何かの雑誌で彼のインタビュー記事を読んだ事があるが、とても頭がいい。現実認識が確かで、役者としての使命感を持っているのを感じる。彼が言っていた。「今の韓国映画、ドラマのままではすぐに飽きられてしまう。次の展開、発展を今真剣に考えなければならない。」

     元来、スターという存在は常に遠いものであった。そして透明感があった。しかし今の日本は違っている。ほとんどの役者さんはすぐにバラエティ番組に出演するし、写真週刊誌に載る。身近に感じる分、憧れのような部分が薄くなってきている。しかし韓国の俳優さんはそんな感じではなくとても透明感のある感じがするのはなぜであろうか?それは自己管理と事務所のマネジメントがしっかりしているからではないだろうか?

     ともあれ、このイ・ビョンホン公式ファンサイト、一生懸命に中身を充実してまいります。そしてポータルNo.1のクリエイティブ力でイ・ビョンホンの魅力を最大限に引き出していきたいと思っております。特にイ・ビョンホンとファンのコミュニケーションを作り出して行きたいと思っております。
    皆さんも早く、登録してください!!
    URLは、www.byung-hun.comです。
    カムサハンニダ。

    山村幸広

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  • 2005年9月22日(木)

    山本屋総本家 「味噌煮込みうどん」 9月22日


     社員が名古屋に出張にいくと聞いて、久しぶりにこれを食べたくなったので、お土産用を買ってきてもらった。最初に山本屋でこれを食べたときの事をいまでも覚えている。まず最初に結構、いいお値段であった事。いわゆるうどんにしては高い。そして一人前だと少し量が少ない。そして、うどんの麺がやたらに固い事。味は旨かったが。しかし翌日、なぜだか又、食べたくなる。今度はいわゆる1半サイズ(1.5人前)を注文する。味も麺もこれが旨い。麺の固さも気にならなくなってくるし、この硬さでなければ、味噌煮込みうどんではない!と思うようになっている。そう、もう2回目の来店にして嵌まっていたのである。名古屋に行ってこの店によらなければ、本当になんの為に名古屋に来たのかと思うぐらい、これが食べたくなるのである。名古屋駅の地下街にあったが、いつぞや立派な高層ビルに場所を移動していた。このおみやげ用であるがこれが中々、侮れない。結構旨い。しかし生なので賞味期間が短い。この週末に家で食べるのが今から楽しみである。

     長ネギと卵、そして鳥のもも肉を用意する。これらをうどんと一緒に煮込んでいく。もちろん土鍋で煮込む。ネギがしんなりとなって鳥のダシが染みわたると完成。とっても簡単で美味しい料理である。小生は少し卵を硬めに煮込む。そしてネギを沢山入れる。贅沢な味噌煮込みうどんが出来上がる。自分流の量や、濃さに作れるのが「お持ち帰り」の良いところである。そして熱々を、口に入れる。味噌の甘辛さ、そして味わいの深さが素晴らしい。うどんの堅さがこの山本屋の最大の特徴である。非常に美味しい。味噌煮込みうどんと言えば、山本屋と言っても過言ではないであろう。

     名古屋は、新幹線の駅のきしめん、うなぎ、焼き鳥、味噌カツ、そしてこの山本屋である。もう、これで決まりである。そして新幹線の駅弁当のバラエティ、量、豪華さは名古屋が日本一である。そう考えれば、名古屋駅の弁当は日本一である。2段弁当は当たり前。駅弁は少し量が少なく物足りないという常識は名古屋の弁当には当てはまらないのである。

     なんでも東京は神田にもあるそうだが、恵比寿にいる私たちには遠すぎるんだよなあ。是非、もう少しこちら側にも、お店を開いて欲しい。もし恵比寿ガーデンプレイスに出店したら1時間待ちは当たり前の状態だろうなあ。是非、ご検討願いたいもんである。

     それぞれの土地に必ず、美味しい物と美味しい酒がある。日本全国を旅する楽しみはそれである。それにかぎる。小生は日本の一つの県を除いて、全ての都道府県にいった事がある。行っていない唯一の県、それが島根県である。なぜか今まで島根県に縁がなかったのである。今から島根県への訪問が楽しみである。
     一体、どんな食べ物と酒がまっているのであろうか。

    山村幸広

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  • 2005年9月16日(金)

    京料理 「京都 あじ花」 9月16日

     そろそろ京都が輝く季節である。京都の楽しみといえば京料理である。「京料理は器で食す。」というぐらい京料理の料理人の器に対する思い入れは深く、その造詣も深い。そして色々な自然の装飾をし、器にもられた京料理は美しく輝き、写真に撮ればとても絵になる。京料理は全体のプロデユースである。京都弁、玄関、店先、店の雰囲気、料理人、器、盛り付けの全てが揃って京料理なのである。これはお茶会のようなものである。「お茶」は茶を飲むだけではない。茶碗、茶杓、掛け軸、花、おひがし等々、全てが「お茶」である。要するに、掛け軸が分らない人、器(焼き物)を知らない人は正客にはなれない。お茶会を開く人は、財産をかけて真剣勝負で、その茶事を演出する。お茶はプロデースするものである。京料理、京懐石の基本はお茶事にある。茶会での料理が京料理の原点である。そうゆう意味では京料理も含めて全ての道はお茶に通じるとは誠の真理なのかもしれない。

     しかしその京料理も肝心の味はいかがなもんか?? はっきり言って、器や演出、盛り付けに気をかけている割には、味、素材に心が無いお店が増えている。雑誌によく取り上げられるお店でも、そうゆう店が少なくない。観光客に「京都はいいなあ」の印象は残せても、味の印象まで残す事が出来ないお店が多いのも事実である。京都は1200年培ったブランド、歴史で食べている街である。しかしそれにかまけていては京都ブランドの次が心配である。お寺も、紅葉も桜も自然が与えてくれた財産だけで生きていくのはちょっと都合がよすぎるのではないだろうか? 京都人として不安を感じる。やはり料理人は「綺麗なお料理」と言われるよりも「旨い」といわすのが仕事であり。それが喜びではないであろうか?

     そんな中でこの「あじ花」さんは別である。四条の歌舞伎座の裏に小さく構えるこのお店は京都人に愛されてやまないお店である。派手な器も盛り付けもない。お店から美しい庭が見えるわけでもない。しかしこちらは京料理といわれる代表的なものの全てが美味しいのである。味をもとめない観光客はよろこばないであろうが本当に美味しい京料理を食べたい方にはこの「あじ花」の満足度は非常に高い。

     これからであれば、すっぽんの椀、野菜の焚物、くずを引いたまんじゅう、甘鯛(ぐじ)や松茸ごはんなど、その一口、一口が非常に高い完成度で作られる。「ああ、これが京料理の味なのか。これが京料理なのか。」という事の原点を知りたければ、この「あじ花を」訪ねてはいかがであろうか? お値段も、地元の京都人が通える値段で、とてもリーズナブルである。要するに、料理の分しか値段をとっていない。魯山人や柿右衛門の器や、お庭の値段は含まれていない。だって京都の料理屋の「椀」は一客、何十万もするんです。ですから値段も高くなる訳です。日曜日も営業されているのもいい。あんがい観光客が多い京料理屋も日曜日は休みの店が多いのである。

     という事で、秋は京都へ行こうということですよね。ひんやりしてゆっくりと流れる空気、どこからか流れる三味線の音と京都弁、お寺と紅葉、鴨川の水の音、街を囲む山々。全てが京都なのである。
    この街で生まれてよかった。

    山村幸広

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  • 2005年9月14日(水)

    札幌ANA OPEN IN ワッツ(札幌ゴルフ倶楽部) 9月14日


     今年も伝統の男子プロゴルフツアーのANA OPENが、今週、開催となる。という事で参加をさせて頂いた。この大会(プロアマチャリティ)には何度か参加させて頂いているが、伝統ある大会ということで、ほぼ有力なプロは全員参加されている。今年でなんと33回大会であるから、日本のツアーでも歴史的にも長いツアーである。

     今年、プレーをご一緒したプロは、川岸良兼プロ。豪快な距離と親しみやすい笑顔のプロである。楽しいプレーのはずが、朝から大雨。グリーンに川ができるほどの雨に、パターは翻弄される。(雨が降らなくても翻弄されている。)そして9ホール、ハーフプレーで途中中止。という事でブログを書いている。

     今の北海道と言えば、まず「いくら」が生で食べられる。大粒の生のいくらを、醤油をかけずに少しのわさびでいくらの香りと風味を楽しみながら頂く。やはりこの時期は、「いくら丼」であろう。しかし全ての店が生のいくらを使うとはかぎらない。お店に入る前に、恥ずかしがらずに確認しよう。まあ、この時期にいくらを生で出さないのであれば、その店の食べ物に対する考え方が分かるというものである。そしてサンマであるが、まあ東京でもこれは美味しいものが食べられるので、それほどこだわる必要がない。サンマはやはり塩焼きに限る。よく、サンマの刺身を中途半端に出す店があるが、あれはいただけない。サンマがサシミで本当に旨いのは、とれてから2時間以内である。

     そしてコーンが旨い。もう少したつと、ジャガイモの本格収穫期に入る。最近は、「北あかり」という新種が中々美味しい。大きな大きなジャガイモを大きく切って、クリームシュチューかカレーに入れる。ジャガイモはあまり煮ないで、硬めで食べると尚、旨い。

     写真の街は、定宿、エーデルホフ札幌 からの写真である。このホテルは札幌でも新しく、清潔で値段もリーズナブル。インターネット環境も整っていてビジネスユースにピッタリである。あの緑と雪原の北海道も札幌市内はこんな感じなのである。京都のように南北に整然と道路が伸びている。しかし30分も走れば、緑がひろがる。車で走っていても気持ちいいのが札幌である。今日の気温は18℃。朝晩は寒いくらいである。

     札幌は今の時期から、11月一杯ぐらいまでが人も少なく、値段も安い。実はお勧めの時期なのである。ゴルフは一般的に11月の第一週目まで。食べ物も美味しく気候も素晴らしい今の時期は、札幌を避暑という目的ではなく楽しむには最高の時期である。

     やっぱり北海道はいいんだよなあ。帰りたくないなあ。。。。。でも帰るんだよな、やっぱり。仕事がどっさり待っている。

     今週の川岸選手の活躍に期待したい。ANA OPENは明日から4日間の戦い。伊藤涼太君も出場する。伊藤君と川岸プロに視線を送りたい。

    山村幸広

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  • 2005年9月10日(土)

    「QUEEN」コンサート IN JAPAN 9月9日

     フレディマーキュリーが死んでどのくらいたったであろう。彼はエイズで死んだ。私たちの年代は、いわゆるハードロックからプログレロックを聞いて育っている。我々の世代のスターは常に洋楽スターであった。リッチーブラックモアに憧れ、あの長い指に魅せられてエレキギターを買った人間が日本に、いや世界に何人いただろうか。我々の世代でスモーク オン ザ ウォーターを聞いた事がない人間はいないはずである。(ちょっと極端ですやせん。)ディープパープルに始まって、レインボー、レッド・ツェッペリン、クイーンを聞き倒して、そしてTOTO、ステイックス、ジャーニーと軽くなっていった。「天国の階段」を否定できる洋楽評論家は世界中に一人もいないであろう。あれ以上の名作は生まれるような気もしないし、生まれて欲しくもない。

     また、アース ウィンド アンド ファイヤーなんかが幅を利かせていて、フィルコリンズとのコラボ(当時はコラボという言葉はなかったが)による「イージー ラバー」なんていう歴史的な名曲に魅せられていた。先日、大手レーベルの方と食事をしていたら、イージー ラバーのプロモーションを担当されていたと聞いて感動してしまった。実はこの曲は米国ではイマイチで日本で大ヒットしたそうである。まさにマーケティングの妙。

     フレディが死んでも常にクイーンの曲は近くにあった。CMソング、ドラマの主題歌等々、常にクイーンの曲を耳にするし、一番採用されているのはクイーンの曲ではないであろうか。いわゆる80年代に、音楽に、いや「ロック」に熱狂した人たちにとってクイーンは一番メジャーで永遠のスターなのである。あんまり「ロック」の事を語っていると、ロックの先達、立川直樹さんに説教をくらいそうなので、能書きはこの辺にしておこう。立川さんが「ロック」を語ると一晩では終わらないのである。

     そして、なんとクイーンが日本にやってくる。ボーカルはポールロジャーズであるが、そんな事はどうでもいい。クイーンの曲を、あの頃のように生で聞いてみたいのである。これを見に行かずして何をしろというのか、埼玉、名古屋、福岡とコンサートがある。これをエキサイトチケットで扱えるのは誇りである。

     欧州でもライブでは、「ボヘミアン ラブソディ」の時にフレディの映像がバックに流れて、観客は皆、涙しながら総立ちの大喝采であったそうである。それを聞いただけでも震えがくる。

     いやーー、なんとも楽しみである。ブライアンメイ、かっこよかったなあ。あの頃のスターは本当にスターであった。ロックスターとは、要するに憧れの象徴だった。多分、観客は40,50代のオヤジに埋め尽くされるのであろう。まあ、たまにはいいじゃないか。男同士で、フレディを偲んで、クイーンを聞こう。

     皆でライブへでかけよう。家で寝ていても感動はこない。

    山村幸広

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  • 2005年9月6日(火)

    日本一のマティーニ 銀座「カーネル」 9月6日


     以前から先達の一人である、コロンビアミュージックの廣瀬さんに、「シングルモルトを教えて欲しいでやんす。」とお願いしていた所、お連れ頂いた。廣瀬さんのワイン、音楽に対する見聞の広さは、お付合いすればするほど理解する事ができる。見聞がある人は決して自分から見聞を披露しない、廣瀬さんはそんな素敵な先達である。

     廣瀬さんが小生を連れていったBARは銀座である。名料理店の「むろい」さんの地下に、ひっそりとそのBARがある。銀座で半世紀以上にわたってBARを開いていたマスターは酒の、洋酒の生き字引のような人。そしてその長年にわたり、365日、店を閉めたことがないというのがマスターのポリシーである。素晴らしいの一言に尽きる。

     10杯程度であろうか、マッキャランの12年に始まり、ラフロイグやオールドパーといった具合に次々と注がれる酒。というか次々にグラスを空にする廣瀬さん。本当にとんでもないオヤジである。小生も酒は強いほうであるがはっきり言って、一回り以上、年が上のこの先達には負ける。マスターはしっかりとした語り口調で、全ての酒を正確に説明してくれる。バランタインまでいったあたりで約1時間ほどたっていたであろうか? 一通りの教えを得る事ができた。はっきり言って、よっぱらってきた。きている。しかし廣瀬先達はケロっとしている。「おいしいよ、このチョコレート。」とか、言っている。そして、「そうだ、山村くん、ここのマティーニを一杯、飲んで行きなさい。」 えーーーーー。まだ飲むンスカ? と心で言いながら、先達に逆らうことはできない。「頂きます!(オエーーー。)、(アチキはマティーニは好きではないざんす。)」と思いながら。そして出てきたマティーニを一口、口を濡らす。
     「旨いーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!。」
    はっきりいって旨い。そうか判った。今まで旨いマティーニを飲んだことがなかったのだ。こんな、見ていれば、単純な飲み物なのに、作る人でこれだけ変わるとは。赤坂のムーンシャイナーのサイドカーといい、バーテンダーの渾身の傑作は決定的に味が違うのである。カーネルのマティーニは間違いなく、日本一のマティーニである。

     先日お邪魔したときのフルーツカクテルも半端ではなかった。コニャックベースにフルーツを絞り、その上にシャンパンを引く。素晴らしい。イヤーーー、プロです。世の中にはまだまだ、恐ろしい店が沢山有りますなあ。判ったような顔をしていてはダメです。

     貴重なBARがレパートリーに加わった。ここでは気取らずに、正直に、美味しいものを飲ましてもらおう。すると全てが広がる。新しい味の世界へ。
    人生の美味しい店、美味しい酒、飯の追求はまだまだ続く。

    山村幸広

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  • 2005年9月2日(金)

    地上で最も優しい歌声 「中孝介 マテリア」 9月2日


     金曜日の夜。月曜日から続いた緊張、テンションを下げなければいけない。体を緩める必要がある。交感神経をシャットダウンして副交感神経を活発化させる。それに必要なものは何か? それは、音楽とウイスキーである。一週間を振り返り、思い出し、体を緩める。それにぴったりな酒といえばやはり、小生にはウイスキーである。重くて美しいウイスキーグラスに不自然な形の氷。そこに自らウイスキーを注ぐ。注ぐ音、氷がきしむ音。琥珀色の美しいウイスキーを眺めながら、最初に香りを頂く。そして口に含む。強い口当たりの後に続いて、まろやかに浸透していく美味しさ。そしてすーーと喉の奥から体に入っていく。口の中での現象が、体の中でも繰り返される。そして大きく一息。一週間の喜びと反省の時間がスタートする。金曜日の反省にぴったりの曲は、エキサイトブロガーである、奄美大島の期待の星である、中(あたり)孝介の新譜(9月7日発売)「マテリア」である。

     島唄、いわゆる沖縄民謡が日常当たり前に聴かれるようになったのは何頃からであっただろうか? 今や当たり前のように流れ、そして皆に愛され歌われている。「島唄」「涙そうそう」「島人ぬ宝」など、もうほとんどの日本人が当たり前の様に口ずさむ。

     沖縄には苦しい、悲惨な歴史がある。それと同じように、悲惨な歴史が繰り返された奄美大島にも、その深い思いが、悲しみがあり、歌に残されている。その歴史や背景を知る事によって更に曲への思いや意味の深さを考えさせられる。島唄の響きはそんな魂の響きなのである。

     しかし何度もこのアルバムを聞いていると体の疲れが抜けていき、悲しい思いから、すがすがしい気分になっていくのは小生だけではないはずである。グラスのウイスキーがなくなりアルバムが終了する頃には、体は睡眠を欲した状態になり、精神状態は平日の緊張状態から解放されている。いわゆる週末の自然な、漢方薬なのである。

     彼の歌声には人の体を緩める力がある。そして彼の歌声にその未来を感じる。金曜日の夜は、力を抜こう。30分の島唄とウイスキータイムが週末の休日を更に盛り上げてくれるはずである。今日の夜が楽しみである。

    「マテリア」とは奄美の方言で「天から差す光」である。

    山村幸広

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