2006年9月の記事一覧

2006年9月29日(金)

かれーうどん 目黒「こんぴら茶屋」 9月30日


 かれーうどんといえば、私の故郷、京都は「味味香」さんのかれーうどんを何度もご紹介してきた。京都へ帰って飲んだ後のシメはもう必ず、ここに立ち寄る。京風の美味しいうどんだしとカレーのバランスがたまらない。うどんも、讃岐うどんのような、硬い(コシがあるとも言う。)うどんではなく関西風のうどんがとても懐かしくて良い。シメには甘きつねかれーうどんとビールである。

 東京でこの一年程通っているかれーうどんの名店は、目黒のこんぴら茶屋さんである。日曜日が休みのため、行くのは土曜日の昼に限られるのであるが、毎週でも食べたいぐらいに旨い。この一年でTVなどにも取り上げられた為、連日大盛況のお店である。殆どの客はかれーうどんを食べているが、うどんの代名詞である「きつねうどん」もダシがとてもよく、本当に美味しい。しかし多数の客がかれーうどんを食べているので、店内に入るとカレーシンドロームにかかってしまい、「今日は二日酔いだから、軽くきつねうどんにしよう。」と決めていても、気が付けばかれーうどんを注文している。まあ、それぐらい美味しいと言っていいだろう。

 味味香のかれーうどんと違ってこちらのかれー汁は、だしの味が殆ど感じられない。殆どカレーといってよいぐらいの濃さでありパンチ力である。この汁をご飯にかければ十分にカレーライスで通用するぐらいである。しかしこれがまた旨いのである。とっても。

 うどんは讃岐うどん系のしっかりとしたコシに太めのうどん。よってこの濃いカレーがぴたっとくるのである。そしてかれーうどんのもち入りやカレーチーズなんぞも選ぶことができる。まあ、チーズ嫌いの私には全く関係ないメニューであるが。

 味味香のかれーうどんが京風なら、こちらのは現代風と言うかまあ、東京風である。正統派しょうゆラーメンに対して、こちらはとんこつラーメンと言った感じ。東京の方はこちらの方が合うと言うのもわかる気がする。ラーメンもどちらかと言えばとんこつの店の方が、人気店が多い。

 カレーと言うのは日本料理である。元来インドでカレーと言えば、まあ醤油みたいなもんで、この香辛料で味を付けると言うものだ。それを日本人が最高に使いこなしたのがカレーライスである。だってインド風カレーとかいうでしょ。本来なら逆ですよね。日本風が本流になっているんだからねえ。しかしカレーライスとラーメンはもう既に、日本料理であって、そして日本が一番美味しいのは万国共通の認識であろう。

 あつーーーいかれーうどんをふーふー言いながら口に入れる。「旨い!!!!!!!!!」そしてビールを喉に覆い被せる。これもまた「旨いーーーーーーー。」最高のランチだなあ。至福の一杯なんですよ。これが。

 あーーー、また食べたくなってきた。

  山村幸広

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  • 2006年9月26日(火)

    ディープインパクト 凱旋門賞 9月26日

     この馬の強さを今更、くどくどと語る必要はないであろう。過去のブログでもこの馬への思いは伝えたつもりである。もしこの馬が体調をキープして、そして鞍上がいつもの様に手綱を取れば勝ってくれるはずである。逆に言えば、それで勝てなかったとしたら、日本のどんな馬が世界で、凱旋門賞を取ってくれるのであろうか? 今年、今、一番見なければいけない競馬のレースである。そして多分、後世に語り継がれる競馬であるはずだ。

     過去に善戦をした馬は、エルコンドルパサー。これはもう勝ったと思ったレースであった。しかしながら、この凱旋門賞を逃げで打って出て、逃げ切るなんて事は、東京ダービーを逃げ切る様なものであろう。そんな馬は、自分の記憶ではミホノブルボンぐらいである。そう考えれば、本当に善戦であった。

     馬券を買わずにこれほどまでレースを楽しみにしていられて、応援できるなんて素晴らしい。本当に素晴らしい。まるで日本サッカー代表チームがワールドカップに出る様なものである。日本の全ての競馬ファンが応援しているだろう。(馬券が関係ないからね。)

     さあ、今週の日曜日です。詳しい情報は、JRA(http://jra.jp/ensei/index.html)
     JRAも力の入りようが違いますねえ。凱旋門賞の特別サイトですよ。ゴールを駆け抜ける勇士を思い浮かべながら、一杯やります。
     フランスに敬意を表して、ボルドーの赤を片手にいきたいですねえ。そうだなあ、やはりここは、シャトーラフィットあたりでしょうか。興奮状態の頭を柔らかくしてくれるのは、誇り高く、気品にあふれ、他のワインを寄せ付けない堂々としたフランス貴族。ラフィットとディープインパクト。いいですねえ。ああ、今日も前祝に一杯やるぞーーっと。(毎日でやんす。)
     たかが競馬と言うなかれ。

     山村幸広

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  • 2006年9月19日(火)

    「ピエール・ガニェール・ア・東京 その2」 9月19日


     半年振りにガニェールへ。はっきり言う。現状、私の知る限り日本一のフレンチレストランであろう。味、発想、サプライズ、テンポ、リーズナブルなワインリスト。総合して考えて、やはり日本一であろう。

     味で言えば、数々並ぶ皿がガニェールの特徴であるが、その多種な皿の一皿一皿に手抜きを感じない。この日は前菜を一品、メインを一品、そしてデザートと食したが、まずはアミューズが5品ほど提供される。一般的なフレンチの前菜よりもしっかりとしたボリュームで味が素晴らしい。思い出した、その前に5品ほどのつまみなるものも提供された。そして前菜は、「ガニェールが見た東京」という前菜を頂く。日本の魚介そして野菜の味わいを楽しむ事ができる。ここで普通のフレンチのフルコース分ほどの量、皿数は出ている。

     メインはお魚料理。5種類の魚を楽しめる。その一皿一皿に甲乙付けがたい美味しさである。こちらのパンは、今、料理と一緒に食べれば一番美味しいパンを提供するカイザー。しかしこの美味しいパンを食べてはいけない。なぜなら男の私でも最後まで到達する事ができない程のボリュームがあるからである。

     デザートはメニューには3品乗っていた。2種類のスフレと「7品のデザート」の3品である。これはどうゆうことなのか? スフレを食べるか。それともこの7品を食べるか、どっちかにしやがれ!って事なのでしょうか? この7品で表現しなければならないのであろうか? と思っていたら、「3品ぐらいで出す様にしましょうか?」とお言葉を頂く。「へん、誰だと思ってるんだ。何品でも持ってこいってんだ。」と待ってるとテーブル一杯にデザートが並ぶ。これだけ食べにきたいもんだ。数を数えれば、8品である。給仕の方も、「あ、8品ありますね。」ってさ。細かい事に拘らない。美味いもんをとことん出す。いいじゃないですか。素晴らしい。

     合計すると、うる覚えですが、おつまみ5品、アミューズと呼ばれるもの5品、前菜が7品、メインが6品でデザートが8品、合計25品の堂々料理である。ちなみに私が注文したのは、3品(メニュー)である。。。。でも本当に一品一品に手抜きが無いんです。そして日本の素材を中心に使う。ソースも濃くないのにフレンチの王道の、本来の味わい。例えば、フォアグラのテリーヌなどは、「私が食べたフォアグラの中では世界で一番美味しい。」とはっきり言えます。王道の料理も日本の魚介類も本当に楽しめるのである。デザートのチョコレートケーキのチョコレートも本当においしゅうございます。要するに、和食屋で言えば、お椀がおいしいと言う当たり前の仕事ももちろんパーフェクトなのです。ピカソのデッサンが素晴らしいように。

     多分、ガニェールが和食屋をやっても、東京で1,2を争う店にすると私は思います。すでに日本の素材を活かしきっていますから。日本の和食屋の料理人は一度、ガニェールで魚介類を食べて欲しい。きっと料理の幅が広がるはずです。

     最後に。ワインリストが非常にリーズナブルです。最近のフレンチは、「ワインでこんなに儲けなくてもいいじゃない。」とグラスワインを注文したくなるようなワインリストが多い。あまりに高過ぎるワインリストが多い中、リーズナブルです。10000円を越えないワインも多数あります。

     フレンチレストランNO.1。

     山村幸広

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  • 2006年9月14日(木)

    札幌も暑い夏だった 9月13日


     久しぶりに札幌へ、ここ数年は夏には必ず2,3日は過ごしていたが今年は来られなかった。色々な人が口々に今年の札幌の夏は暑かったと言っていた。ここも異常気象の影響が強いのであろう。

     しかし9月と言うのに午前の羽田発千歳空港行きの全日空は全て満席である。北海道の人気は衰えを知らない。

     札幌の楽しみと言えば、夏はGOLFに冬はスキー。そして一年を通じて美味しい、魚介類と果物と野菜である。ホワイトアスパラ、夕張メロン、北あかり、そして今はコーンの真っ盛りである。

     札幌でのGOLFと言えば、今週開催されているANA OPENが開催される輪厚コースに恵庭、ツキサップが名門。東京の人は大体、この3つでプレーする事が多い。どれも特徴的なのは、ラフの深さと重さである。まずラフに入ったら、1ペナぐらいの気持ちで望んだほうが良いであろう。今回廻った、恵庭もフェアウエイがとても狭い。ラフに入るととてつもなく難しいし、スコアにならない。グリーンを外してラフに入ると、寄せワンなど、本当に難しい。札幌で良いスコアを出すためには、ドライバー(ティーショット)をいかにフェアウエイに置くかである。

     風が気持ち良い。そして道に続く緑がとても清々しい。何ともいるだけで気持ち良くなってしまうのだ。そして地元の食材を味わい美味い酒を飲む。これがまた最高。いいところだよなあ。冬は冬でいいんですよ。シーーーンとした雪の音がねえ。雪見酒ってのも、これもいいもんなんだよねえ。

     山村幸広

     PS 長友さんのマネをしてトンボを撮ってみました。センスないなあ。。。

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  • 2006年9月8日(金)

    週末の散歩 明治神宮 9月8日


     東京は緑が多い。と言うと「何言ってるの?」と思われるだろうが、案外、緑が深い場所が都内にはある。いつもの散歩コースは、自然教育園であるが、今日は明治神宮へ行ってみた。渋滞の表参道を通り抜けて明治神宮へ。何と駐車場が無料で驚きである。中には一周、4、50分程の素晴らしい散歩コースがある。大きな大き木々が立ち並び、荘厳な感じもまたよい。もちろん祈願もして帰ればなお良いのである。

     中には写真のような場所もあって皆が思い思いの時間を過ごしている。昼寝の人、本を読む人、語り合う恋人たち。いいじゃないですか。都会の日曜日ですよね。

     祈願のポイントをここで初公開しよう。

     まず、住所と名前をはっきりと言う。そして、全て過去形で話すのである。例えば「試験に合格しますように。御願いします。」これはダメな御願いの仕方である。正しい御願いの仕方は「試験に合格しました。ありがとうございました。」である。過去形にして事実にするのだ。そしてその思いの深さを「念」に変えて現実化するのである。

     正しく信じて貫けば、思いは達成する。そして神様はサポートしてくれるのである。散歩して、良い空気を吸い込んで、願い事も叶えてもらって帰るのだ。素晴らしい場所である。もちろん、明治神宮の場所は東京でも、最高の場所であろう。それは磁場としても、風水的にも。

     皆さんも是非、週末に如何でしょう? 表参道のショッピングの帰りに。何かすっきりした気持ちになれると思います。

    山村幸広

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  • 2006年9月4日(月)

    フレンチ界のハンカチ王子 岸田周三 「カンテサンス」 9月5日


     年末から、来年に掛けて雑誌の特集で必ずあるのが、「今年開店したベストレストラン」「今年一番通った新店レストラン」と言う企画。(私もBRIOの企画で今年登場しましたが。。) 今年は必ず、今回のタイトルにある店「カンテサンス」を挙げる人が沢山いるであろう。私も早々と「決定」したいと思う。この店、カンテサンスがフレンチレストラン2006年 最優秀新人賞である。(と言っても私に言われてもちっとも嬉しくないのであるが。。。すいません。生意気言いまして。)

     今年の5月にOPEN。そして、エキサイトイズムの「フレンチ革命」でもカンテサンスを取り上げさせていただいている。6月に特集しているんだからウチもなかなか大したもんだ。白金台にあるこのお店。多分、半年後ぐらいには、かなり予約が取りにくい店になっているであろう。今が、狙い目である。

     料理長は32歳の精鋭、岸田氏。恵比寿、そしてフランスの名店での修行を積んで堂々の料理長就任である。何と言うか、顔つきが良い。目が生きている。顔を見れば、この男が作る料理に決して誤魔化しは無いだろうと言うことが分かる。それでいて優しい表情。料理にも性格が表れている。優しそうに見えて芯の通った味。すっきりとして、深い味わい。こちらの料理はかみ締めるとかみ締めるほど味わい深い。ヘタな調味料も胡椒すら使わない。素材が見えない様なソースも使わない。彼の人柄そのものの料理が続くのである。彼を言い換えるなら、今ブームの斉藤投手の様なもんだ。「フレンチ界のハンカチ王子」である。(青いハンカチを持っているかいなかは、さだかではござらんが。)

     野菜と魚の扱いがとても良い。別に奇をてらった演出をする訳でも無いし、オールドファッションでも無い。新鮮な岸田流の皿がとても楽しい。豊後水道の鯖を軽く火を入れ少し酸味を効かせた下味にグレープフルーツソースで頂く。これがぴったりと嵌まっている。美味しい。そして鯖の、青魚の嫌な部分を消している。この計算された美味さが憎い。

     こちらで頂くフレンチはとても軽く頂ける。本質的には、昔のロオジェの様なしっかりした堂々としたフレンチが好きな私であるが、こうゆうフレンチ、素材がきっちり主張していて、一皿ずつしっかりと味わえるものもすばらしいと感じる事ができる。

     最近のフレンチは、前菜は美味いんだが、メインに満足感が無い。斬新な感覚を感じ得ない。こちらではこの不満を打ち消してくれるであろう。まだOPENして4カ月ほどである。これからが楽しみだなあ。味が一番大切だが、フレンチは味だけではない。店、ワイン、ソムリエ、ウエイターさんすべてが洗練されていって名店となる。
     こういう男らしい料理人がつくる繊細な料理をもっと色々な人に楽しんでもらいたいもんです。

     決して宣伝ではないが、詳しくはエキサイトイズムでどうぞ。
     URLはhttp://media.excite.co.jp/ism/101/index.html

     山村幸広

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  • 2006年9月1日(金)

    六本木代表鮨名店 鮨「なかむら」 9月1日


     銀座に次ぐ街としての六本木であるが、老舗を除けば、案外これと言った鮨屋がない。その六本木の鮨屋の話題になれば必ず出てくる名前が、「なかむら」さんである。

     今日は、初めて「なかむら」さんへお邪魔する。こちらの常連である、エキサイトブロガーの長友啓介氏とカメラマン「宮澤正明」さんの3人で食事をさせて頂いた。長友さんは、今や、「日本で最もブログを更新している男」である。そして長友さんのブログはなんと言うか、ほのぼのとしていて、やわらかくて、長友さんの性格そのままの素晴らしいブログである。芸能関係の方は皆、長友さんのブログをチェックしている。そしていつか、長友さんと飲みたいと思っているのである。長友さんは日本のダンディズムである。昭和のダンディズムが池波正太郎ならば、平成のダンディズムは、誰からも絶対に嫌われることのない「長友啓介」である。宮澤さん曰く、そのやさしいブログのトーンは、「小津安次郎」と言っていた。

     長友さんの性格を表す出来事をご紹介しよう。「なかむら」さんのお碗を写真に撮っている。確かにべらぼうに美味しいお碗だったのであるが、
     「トモさん、お碗も撮るんですか?」
     「そや、ミシシッピーに住んでいる人がいつもブログをみてコメントくれるんや。日本の味噌汁が懐かしい、って前に言ってたから。また、撮って見せてあげるんや。」

     長友さんは私より丁度、二周りも年上!! 元気ですよーーー。そして写真の小さな携帯で、毎日更新しまくるんです。みなわらなければいけない。素晴らしい。

     その長友さんを慕う、日本を代表するカメラマンの宮澤正明さんが、「長友さんのブログを見ていたら、自分もやりたくなった」といって、エキサイトでブログを開設して頂ける事になった。これは素晴らしい。エキサイトブログと言えば、容量の大きな、綺麗な写真も掲載出来るのが自慢。写真の指南役としては最も素晴らしいブロガーを迎える事が出来たと言っていいだろう。10月にはスタートする予定ですのでご期待ください!

     さて、お待ちかねの「なかむら」さん。いやーーー、美味しかったです。ネタもいいし、仕事もしっかりされている。そして店の居心地がなんか良いんです。お人柄なんでしょう。酒と焼酎の品揃えもほぼOKでした。何より特徴は鮨めしです。黒酢で仕立てたその鮨めしはパンチがあって特徴的です。最初に鼻に入る匂いが、何と言うか発酵した感じというか、何と言うか、それでいて口に入れると、銀座あたりの老舗の鮨屋の様に酢がきつく感じられない。そして醤油のいやな部分が飛んでいてとても味わいのよい鮨になっています。あなごのツメもかんぴょうの味も私好みでした。いい鮨屋である。今年の初もの「いくら」もなかなかのつぶでした。いくらが生で食べられるのはこれから約一ヶ月だけ。貴重な期間である。ご存知の通り、あとはすべて冷凍品という事になる。

     もう既に押しもおされぬ人気店であるが、あと10年もすれば、名実共に六本木を代表する名店と呼ばれているであろう。

     今年は、和食の「井雪」も見つかったし、「なかだ」そしてこの「なかむら」と幸先の良いスタートだなあ。良い店のリストが増えてとても幸せである。和食と良い鮨屋は見つけるのが大変なんですよ。この東京ですらね。

     山村幸広

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