2007年2月26日(月)
今年は、あったかいですねえ。という挨拶もいよいよ笑えなくなってきた。ここまでくるとかなりやばいですよね。先日、「なかむら」へお邪魔したら、しんこがもう揚ったといってだしてくれた。
しんこの季節といえば、大体、6月ぐらい。池波正太郎氏の本を読んでいると、お盆の明ける頃となっている。ほんの2,30年前は8月の後半だったものが、6月になり、今年はなんと2月に揚ったというのである。まだ、さすがに肌の柔らかさを楽しむといった感じではなかったが味はかなり美味しかった。
話は少し魚に移るが、最近、青い魚が不漁である。まぐろ、ぶり、にしん、いわし等々。ある漁師さんのお話では、くじらが影響していると言っている。くじらはご存知の通り保護されていて確実に増えているそうだ。くじらが食べる青い魚。これは群れで食べられてしまうので、まぐろなんかでもひと集団がやられてしまうそうである。一番、大きい、強いのを保護するだけでは生態系に影響をあたえてしまうのであろう。そう考えるとこの仮説は正しいような気がする。特に、くじらは賢いのでチームで魚を追い込んで食べるそうである。
四季を楽しめるのは日本人の最大の楽しみである。四季の味、四季の風景、そして四季の匂い。それを楽しむのが日本に住んでいる最大のメリットなのである。暑い夏も寒い冬もそれは私たちの喜びなのだ。
正月に北海道でゴルフができるとか聞くともう笑い話ではすまなくなってしまう。もう心配どころではなく、本気で取り組む時期なのであろう。
四季の味を楽しむのが日本料理であり、鮨である。この15年間、週に一回以上は必ず鮨を食べている私にとっては、四季を感じるのは鮨屋であり、それが季節なのだ。もし20年後にこの楽しみが奪われていると考えると日本に住んでいる意味を感じなくなってしまう。
そのうちに、旬の野菜も影響を受けだすのであろう。花見は、たぶん3月中旬ぐらいであろう今年は新入社員に、「花見」を仕切らすという最大の勉強をさすこともできないであろう。かわいそうに、去年の新人は二回も花見を仕切ることになる。
なんか自分たちでもやれる取り組みをせねばならんですねえ。企業も環境に対する取り組みを考えないと。個人も。
四季がある国、日本。この当たり前のことが奪われないように。
PS. 福井の銘酒といえば、黒龍。その中でも絶品なのが、「しずく」に「石田屋」こんな酒がおいてあると黙ってはいれぬ。「なかむら」の酒の仕入れもまた見事である。
山村幸広
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2007年2月22日(木)
年間、7,8回の講演をしている。あまり多くては困るし、東京以外へでかける事はほとんどない。今回は日販さんのお招きで、日本全国の書店のオーナー様への講演となった。
そういえば明日も講演だ。今週は2回だなあ。明日の講演は、企業情報化協会さんの「IT戦略総合大会」でエキサイトの企業戦略をお話させて頂くことになっている。今日のタイトルは「WEB2.0社会到来の衝撃」という少しおおげさなタイトルであったが、専門的な話は少なくして、やはり本屋さんは、というかリアル店舗は、アマゾンドットコムにどうやって対抗していくか?という切り口で講演を行った。
百数十名のお客様であるが皆さんの真剣なまなざしに心地よい緊張感を覚えた。そして私なりに一生懸命お話をさせて頂いた。
本屋さんを取り巻く環境は非常に厳しい。アマゾンドットコムのようなEコマース企業との戦いに中古図書販売業者。そしてコンビニ。また、ケータイなどの新しいメディアにどのように対抗していくのか?その中での生き残りは結構、大変なのである。
話は、リアルテンポとEコマース企業の強み・弱みを分析して、その中でのポジショニングという話にしていったが、私が強く推薦したのは、「ブックコンシェルジェ資格制度」。ブックコンシェルジェという本に詳しい、もっと言えば例えば、「推理小説ブックコンシェルジェ」とか「絵本ブックコンシェルジェ」といったこの人に聞けば、なんでも教えてくれるというような強い味方を各店舗に配置する。この人たちはこの資格保有者である。
そしてワインのロバート・パーカーのようにポイントをつける。ロバート・パーカーのような人を育てて、この人が100点をつけたら、その本は必ず売れる!という流れなんかできたらそれは最高ですよね。本の評論家は本屋さんのブックコンシェルジェなのである。また、本屋さん共通のポイント制度や、上顧客向けのプラチナサービスなどを勝手に提案させて頂いた。シロウトが勝手なことばかり申し上げすんまへん。
私も週に一度くらいは本屋さんにでかける。本屋をぐるっと廻って、面白そうな本を探す。やはり手にとると本は語りかけてくれる。その本のオーラというか雰囲気が伝わってくる本がある。そしてそういう本を購入する。これはネットではできない。
Eコマースの欠点は買うまでのプロセスの楽しみが少ない事。買い物とはそのプロセスが楽しいもので、ネットでこれを提供するのが難しい。唯一、ネットオークションはビットするという一つの楽しみを提供している
本は人間にとって必要である。伊藤忠商事丹羽会長曰く、「人間を成長させるものは、「仕事」と「本」である。」と。子供の成長に必要なのは、DVDではなくて絵本である。絵本が作り上げる想像力がその子のイマジネーションを強くするのである。
我々も頑張ります。本屋さんも持ち前の強みを生かして是非、頑張って頂きたい。
山村幸広
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2007年2月14日(水)
皆様、エキサイトブログそして、私のブログも三周年を迎える事ができました。エキサイトブログは、すでに70万以上のブログ、そして毎日150万人の方がエキサイトブログにアクセスして頂いており、日本最大級のブログに成長いたしました。三年前にこのサービスをスタートさせた際に、これほどのサービスになるとは正直言って思いませんでした。そしてエキサイトで言えば、「フレンズ」 「翻訳」 「ウーマン」と肩を並べるサービスになりました。皆様のお陰でございます。
私のブログも、このくだらない講釈におつき合い頂き、一週間に何万人もの人に読んでいただいており、感謝感激であります。ブログに対する応援、お叱り、叱咤激励を頂きながら続けてこれたのも皆様の応援のお陰です。また、数多くのレストランの関係の方々におかれましては、好き勝手に書かせて頂いておるにもかかわらずまた、勝手に写真を載せさせていただいたりの失礼を寛大なお心でお許し頂いて本当にありがとうございます。これからも自分の素直な感動や美味しさ、喜びを皆様にしていきたいと思っております。
今回の3周年プレゼントですが、いつもお気に入りのレストランにご招待しておりますが、今年はちょっとパスさせて頂きたいと思います。そのかわりでございますが、私が昨年、ナパバレイのオーパスワンにお伺いして購入した、1988を一本、抽選でプレゼントさせて頂きます。昨年、オーパスワンの倉庫にあった最後の1988を購入いたしました。もうワイナリーにもありません。この年は気候が荒れて収穫量が少なく貴重な一本となっております。日本の市場でもほとんどもう見られません。オーパスが熟成するとこんなフレンチに近く、上品なまろやかな味になるとは想像外でした。
是非、ご応募ください。
http://blog.excite.co.jp/expresent/5407924/
私はこれからも書き続けます。皆様の応援、ご支援、ご指導宜しくお願いいたします。
山村幸広
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2007年2月7日(水)
本日から公演がスタートする「ドラリオン。」フジTVさんのご厚意で公演前リハーサルを見せて頂いた。約15年前から続くシルクの舞台はもうすでに日本に定着しているといってもいいだろう。ラスベガスでは、あの大ヒット作品の「オー!」そして「サルテインバンコ」「キダム」「アレグリア」とヒット作品を日本で公演しているシルクだけに、楽しみにしていた。
シルクの世界は、オリジナリティが強い。その他にはない、マネをしたり追随をゆるさない世界はインパクトが強い。30分の休憩を挟んだ2時間30分の公演は、退屈を感じさせる事の全くない楽しくて美しい、素晴らしい作品なのである。
西洋なのか、東洋なのか、これは融合なのか、それとも新しい世界なのか?この世界観の奥深さ、オリジナリティ。世界中から集まったよりすぐりのアーティストの、肉体と技を究極までに追求しながらもそれをみせるだけでは終わらない。素晴らしい演出をストーリー、そして音楽と衣装すべてで完全な舞台コンテンツ、エンターテイメント作品に仕上がっている。
日本に欠けているのはこういった作品をプロデユースするエンターテナーがいないという事ではないだろうか?素晴らしいエンターテナーの手にかかるとこうも見せ方はかわるものなのかと感心させられる。
大技をチャレンジするアーティスト。失敗もある。失敗したアーティストをはげますかのように、失敗の後のほうが大きな拍手でアーティストを激励する。その拍手が乗り移ったかのように再チャレンジが成功する。そしてまた大きな拍手が続く。観客とアーティストとの一体感が生まれ距離が近くなる瞬間である。あれほどの大技のチャレンジ。観客はそのチャレンジを褒め、失敗を責めない。
シルクをここまで定着させられたフジTVさんの努力と、そしてそれに答えるシルクの世界。ご両者の努力、そしてアーティスト、裏方さん全てがこの公演を支えている。
もう私がとやかくいってもしかたないよね。さあ、皆さんもこの世界を味わい、そして大きな感動を得ましょう。そして大きな拍手で喜びを感じにいきましょう。東京では5月まで、その後、仙台、大阪と約6カ月続くこの世界。是非、生で、ライブで感動してください!!!
もう一回見に行こうっと。
山村幸広
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2007年2月2日(金)
トンポーローとは、中国は杭州の名物らしく、日本でいうところの豚の角煮のようなものであろう。中国は色々な地方へ行っているが、杭州の経験はなく、いわゆる本場のトンポーローを食べたことがない。よって日本だけの経験という事になるが人生で一番美味しいトンポーローにめぐり合う事ができた。それがこちらの、Wakiya 一笑美茶樓である。
こちらの料理長の脇屋氏は説明する必要もない有名シェフ。赤坂、山王飯店から、トゥーランドット游仙境、そして皇太子様のシェフをへて、現在のお店であるからいわゆる中国料理界のサラブレッドである。
ここで食べたこのトンポーローは記憶に刻まれた逸品である。中国が原産地である、梅山豚を使っているそうである。これは日中国交の際に、中国から贈られた豚だそうであるが、現在は日本の茨城県で100頭ほど飼育されている貴重品である。肉の味わいももちろんであるが、この皮というか、脂身というかとてもジューシーで、上品で美味しい。最近、流行のイベリコ豚よりおいしいと個人的には思う。イベリコ豚は、生ハムで最高なのですが。。。
そして味付けも素晴らしい。どちらかといえば、ヌベールチャイニーズの代表的なお店であろうが、このような王道の料理をだしてくるのはよほど自信があるに違いない。その自信を十分に感じられた逸品である。脂身と肉の混ざり合う味わいがこれは病みつきになりそうです。
多分、味付けは豚の角煮のみりんと酒が紹興酒にかわっただけなのであろうが、下処理や調理過程に多数の工夫と独自の方法が詰まっているのであろう。丁寧に、丁寧に、作りましたというのが見ても食べても感じる事ができる。素晴らしい。一度、これは杭州へ乗り込んで、本場の物を食べなければなるまい。次回の中国の楽しみができた。
シメは3品から選択できる。鶏スープのお茶漬けと、鶏のスープ麺、そしてタンタン麺からである。私は鶏のスープ麺を頂く。これは飲んだ後の深夜にかよった六本木の香妃園のあの名品、鶏煮込みそばを上品に薄味にしたような感じ。これも美味しい。香妃園を思わず思い出してしまった。年をとったので、もうシメのラーメンは食べなくなったなぁ。
隣でウチの常務が旨そうにタンタンメンを食べているので一口、とりあげた。これがなかなか旨い。「う、結構辛い。でも旨い。」「辛い。旨い。」なんというかタンタンメンのゴマの感じじゃないんですよね。どちらかといえば、本格四川のマーボー豆腐、例えば、銀座の桃花源の絶品マーボー豆腐の味のラーメンを想像して頂けるとわかりやすい。ようはそれだけ美味しいという事である。
これで、私の三大タンタンメンは、ウエスティン東京「龍天門」の冷やしタンタンメンと、銀座「桃花源」とこちらのタンタンメンという事になった。旨いですよ、これは、かなり。これって、ランチとかでやってないのかなぁ。やってたらうれしいなぁ。
赤坂にいくと、「えいりん」のスーラタンメンもあるし、一点張のみそラーメンもあるし、これもあったら、迷うだろうなぁ。毎日、赤坂にいきたいぐらいである。お店のとても愛想の良い女性は、「3つとも食べていってくださって結構ですよ。」と優しいお言葉。ちくしょう、もう食べられない。悔しい。。。。。。。
という事でまた行こう。
山村幸広
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