12月2日 痛風 最終章
この病気も、以外にいいところがある。
というか、私は長生きする為に、この病気になったのかもしれない。
この病気は、定期的に、強烈な痛みとともに、日頃の不摂生をしかりつける。
こんな痛みは拷問でしかないので、どんな人間でも反省する。
言われても聞かない私のような凡人には丁度いい、お灸なのである。
そしてこの病気の治療は日常、正しい生活を強要する。
だって、この病気は酒を飲まず、運動をちゃんとし、野菜中心の食事に変えれば
防ぐことができる。
やればできるところが、やっかいなんだ。
しかしながら、人間は少しずつズルをして、その戒律を破る。
幾度かイエローカードが積み重なった頃、突然、激痛とともにレッドカードを
叩きつける。そして反省し、生活を正そうと誓う。
この繰り返しなのだ。
しかしこの病気がなかったら、私は制限なく、歯止めがなかっただろう。
神は、我の為にこの病気を与えられた。
世の中に「偶然」など存在しない。すべての事象は「必然なのである。」
山村幸広
