パリに行ったら、ビストロという記事をよく見るが、どちらかというと、ビストロという
カテゴリーよりも、ブラッセリーというカテゴリーにおいしい店が多いように思う。
この差は色々あるが、パリっ子いわく、ブラッセリーがデイナーをとれるような
店という感覚だそうだ。ともあれ今回の旅で旨かったブラッセリーをご紹介しよう。
Chez Flottes
既にお気に入りの店となった。日曜日も営業している。気楽な雰囲気と
リーズナブルな、ワイン、料理を味わう。

ワインは、シャトー・ヌフ・デウ・パフのGaroneを頂く。
自然な葡萄の味わいを楽しめるワイン。ツマミに出てくるこのハムがとても美味しく、
これだけで飲める。というかこれが、この店の愉しみ。
ワインとのマリアージュを愉しめないなら、パリに行っても、フレンチを食べても
喜びは半分だろう。ワインがなければフレンチは食べられない。
私の勝手な持論だが。
どの料理にどのワインを合わせるか?このなぞかけを愉しむのがフレンチ。
お茶を楽しむのに、お菓子を食べなかったり、おひがしの知識がなかったら、
お茶は愉しめないし、語る権利はない。
ワインもそうゆう要素だろう。その店のハウスワインでいいんだ。
高くなくていいんだよ。フレンチの値段は料理の値段ではなくて、
ワインを含めたのが、正式な値段である。
「蕎麦屋で酒を注文しないなら、蕎麦屋なんかにいくな。」 池波正太郎先生の
お言葉であるが、
「ワインを注文しないなら、フレンチなんかにいくな」であろう。

メインは鴨料理。こちらは、鴨のモモ肉と、この胸肉がある。
今回は、胸肉を頂いたが、どちらかと言えば、安い、モモ肉の方が私は好きだ。
料理が一皿、20-30ユーロ。ワインは60ユーロほど。
Ⅱ Vina
ワインも料理もブラインドで頂き、それをあてるというお店。
ワインはカラーを読めないように、黒いグラスで飲んだりする。
普通にメニューを見ると、ワインだけが、書かれている。
ワインを選んだら、料理は苦手な物を伝えて、おまかせというお店だ。

たまたま、まぐれで的中できた、シャンベルタン06 DUPONY
美味しい、枯れた雰囲気が本当にブルゴーニュを感じさせる美味しさだった。
写真はないが、タラのソテーもとても美味しかった。
タラや、アンコウといった大味の魚はフレンチが一番おいしい。
Musee de Vin
市内の中心地にひっそりあるワイン博物館。古いワインの道具などが展示されている。
この中のダイニングが、メチャメチャ美味しい。
食事をすると、博物館が無料で見学できる。

写真の、イワシとクスクスの料理。ちょっとカレー風味。素晴らしい。20ユーロ。
あわせたワインは、小さな畑を営むプライベートブランドを継ぐお嬢さんが
作ったワインを頂く事ができた。

Domain de surmain Mercury 2007
初夏のランチにぴったりのさわやかなミネラル感と酸味。20ユーロ
RECH
アラン・デユカス が指揮したシーフードの美味しいお店。

写真はとっていないが、舌平目のソテーが、今まで食べた中で一番おいしかった。
どちらかというと、この伝統的な料理が、イマイチと思っていたが、その魚の素材が
正直、日本並の美味しさ。さすが、アラン・デユカスです。

すいません。ちょっとかじって、汚い写真。あまりに美味しいので、途中で撮影。
このエクレア最高です。そとがパリパリ。絶対にこの店のエクレアを食べてください。
舌平目とエクレアでっせ。
Royal Madelene
シンプルで気取らない、地元のお店。名前の通りマデレーヌにあります。

写真は、フランス人が大好きな、どの店の前菜メニューにもある、
ズーフ・ド・マヨネーズ。
日本語でいえば、卵のマヨネーズがけ。
一度は食べてみてください。(一度でいいかも。)
AU PETIT NAVRE
散歩がてらに飛び込んだが、旨い店があるもんだ。

どの店で食べてもおいしい、「ムール貝」。日本の味に似てますよね。
なんか、アサリのおすましのような。
30個くらいポットに入っている、ムール貝を、ひたすら食べます。
一つに殻を使ってムール貝をはずして食べるのがパリ流のようです。
いやーー旨い。痛風一直線。塩分とり過ぎ。でも止められない。16ユーロ。
ワイン、一本飲んじゃった。 その後飛行機まで昼寝。
番外編 勇鮨
醤油が恋しくなったら、この鮨屋へ。まともなお寿司屋さんです。
その国を知りたかったら、その国の酒と料理を知れ。
酒場に入れば全てがわかる。
パリの料理は、はずさない。裏切らない。いやーー旨かった。
山村幸広